2月後半
「セッション」
川崎のチネチッタで期間限定上映。
ライブザウンドという音響に力を入れた会場での観賞。
これは本当にいい音で、ライブ会場にいるような感覚になりました。
映画は音楽学校に入学した青年の成長物語。
ざっくりいうとそうなんだけれど、主人公を教える先生が曲者。
ホラーではない。そういう要素はないのだけど、人が何かにのめり込んで狂気を見せていく様子がものすごくこわい。
映画を見ていて、人が一番怖い、ということを思う。
指の皮膚が裂けるまでドラムをたたく姿は、感動よりも恐れを抱きますよ。
そしてそれを是とする先生にも。
最後まで目が離せない強烈な作品でした。
そしてこれを撮った監督が「ラ・ラ・ランド」というミュージカル映画を作り、今週末公開。
これは期待してしまうよ。