今月見た映画
「美人魚」(邦題「人魚姫」)
周星馳監督作品。
頭からっぽで楽しめるのでお勧め。
見終わると鳥の丸焼きが食べたくなる。
あと、タコ料理も。
畳みかけるギャグにもうだめーとなるけれどシリアスなシーンもきちんと描かれていて、さすが。
人魚族の表情がとにかくいいです。
BGMに、日本人になじみのある曲が使われているのは、「西遊記 はじまりのはじまり」を思い出してしまった。
「幸せなひとりぼっち」
スウェーデン映画。
じいさんと猫という組み合わせはとても良い。
猫の魅力というのはすさまじく、猫嫌いを愛猫家にしてしまうという。
この作品でも、デレデレな姿は見せないが、猫を愛でる様子が伝わってくるところがいくつかある。
途中までは威嚇して猫を追い払っていたのに、寝顔を眺めるところとか、この人は猫に落ちたなと思わせる。
だんだんと明らかになる主人公の過去と現在の姿が結びついて、最初は偏屈じじいと思っていたのが気づくと好きになっていた。
笑いどころも押さえており、かなりの部分で笑ってしまったけれど、それがラストにとても効いていて、見終わったあとすがすがしい気持ちになれた。
原作小説があるので、そちらも読んでみたい。
それにしても、猫というのは人の孤独を癒す役としてぴったりな生き物だと思う。